ラチャノイ島は、ラチャヤイ島より更に南に位置している島で、ラチャヤイ島同様にとても水の澄んだダイブサイトです。 11月~4月に潜る島の西側や、北端、南端のポイントは、シミランに似た水底に巨大な岩がゴロゴロ重なるダイナミックな水中景観で、マンタ、マダラトビエイやジンベイザメに遭遇することも度々あり、地形も大物も楽しめる中上級者向けのポイントです。
ラチャノイ島の東側は、穏やかな湾で、白い砂地が広がるポイントが点在しますので、初心者やブランクダイバーでもダイビングをのんびり楽しめます。 砂地に寝転ぶレオパ―ドシャークに遭遇したり、マクロ観察も楽しいポイントです。
初級~上級 水深:5M~30M 透明度:12M~25M 潮流:弱~中
ラチャノイ島の東側に位置するバナナベイ。湾内は水深5mから30mまで真っ白な砂地の緩やかな斜面が広がり、所々に珊瑚や岩が点在した癒し系ダイブサイトです。岩や珊瑚の周りには、スカシテンジクダイ(写真)の群れが集まり、太陽の光に照らされながら美しい景観を作り出しています。ダイビング中、目の前が見えなくなるほどのタイワンカマスの群れやカメにも出会うことができます。体験ダイビングやライセンスコースを始め、ファンダイビング方にもお楽しみただけるオールマイティーなダイビングポイントです。
>>バナナベイのダイビングポイントマップ
初級~上級 水深:5M~30M 透明度:12M~25M 潮流:弱~中
ラチャノイ島の西側に広がる大きな湾「マリーナベイ」。水深10mの浅瀬には、エダサンゴやキッカサンゴが一面に広がりカラフルな魚たちが元気に泳いでいます。沖に出ると25m付近に大きな岩が積み重なっている場所があり、中性浮力をうまく使って岩の隙間を通り抜けることもできます。また、流れが当たる場所ということもあり、見上げると大きなマンタレイが優雅に泳いで行くこともあります。ウミテングやシマウミスズメ、ワカヨージなどのマクロ生物にも出会うことができますが、擬態上手な魚たちなので見つけるのは一苦労です。ダイビングのスキルに合わせて、湾の内側または外側でエントリーすることができるので、お好みに合わせてダイビングができます。
>>マリーナベイのダイビングポイントマップ
初級~上級 水深:5M~25M 透明度:10M~15M 潮流:弱~中
ラチャノイ島の南東にある唯一の真っ白いビーチ。湾内の浅瀬からエントリーして、ビーチから突き出た小島を周るダイブコース。5-10mほどの浅瀬には、美しいエダサンゴの群生、その先には真っ白い砂地の斜面が広がります。大きなドクウツボや、ヒトヅラハリセンボンが岩陰に隠れていたり、砂地には、ガーデンイールやヤッコエイなどが生息しています。小島の周りを泳いで行くと、大きな岩が積み重なったダイナミックな景観に変わり、緩やかな流れに乗ってマンタレイが姿を表すこともあります。大物も期待できるダイビングポイントです。
>>ラチャノイベイのダイビングポイントマップ
中級~上級 水深:10M~30M 透明度:5M~25M 潮流:中~強
ラチャノイ島の南にある隠れ根ポイント。ロウニンアジやバラクーダなどのヒカリモノに加え、大きなマンタレイと出会える確率が高いですが、流れが強いのである程度のダイビングスキルが求められます。流れの上からエントリーして隠れ根を目指すダイビングスタイルで、流れが強い場合は、隠れ根に到着するまでは、ガイドから目を離さないように。隠れ根に到着した後は、根の影で流れを遮りながら大物を待つパターンが多いです。隠れ根の表面には、カラフルなソフトコーラルの絨毯が広がっているので、マクロ生物やリーフフィッシュも充実しています。
>>サウスチップのダイビングポイントマップ